
自動車の内部配線は、何種類もの電線、端子、コネクターハウジング、チューブ、テープ等を組立てて自動車に実装するが、一般的に「(自動車用)ワイヤハーネス」と呼ばれている。
自動車の高機能化により電気回路の数は増加しており、また軽量化のための導体アルミ化も進行しつつある。自動車のハイブリッド化、電気自動車化が進展すれば、ワイヤハーネスの需要も増加するものと思われる。
自動車用低圧電線についてはJIS C 3406に「自動車用低圧電線」が、JASO D 608に「自動車用耐熱電線」が規定されている。
ワイヤハーネスの配線状況をイメージした写真を示す。

ワイヤハーネスの配線状況(イメージ)
また、表に自動車1台に使用されるワイヤハーネスの電線使用量を示す。
機器用電線の特性比較
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回路数 |
総延長 |
銅 量 |
自動車(中型車) |
800~900 |
1100~1200m |
8~9kg |
複写機 |
150~200 |
80~90m |
0.3~0.4kg |