試験サービス 電線の認証 研究開発 研修・セミナー

JECTE概要

 
会長メッセージ
 

 本年
 6 月 17 日に開催された定時総会後の理事会において、海老沼会長の後任としてJECTECの会長を拝命いたしました。前会長同様、ご支援、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
 大学を卒業後の私の経歴は、工業高校の教師(1年間)、経済産業省の研究員(22年間)、静岡大学の教員(22年間)と、電線業界の皆様とは縁のないように見えますが、 実は静岡大学赴任後の最初の共同研究は JECTECとの共同研究でした。電線被覆材に用いられているプラスチックを効率よくケミカルリサイクルする技術の研究を行い、JECTECと共同で研究成果のプレス発表を行いました。
また2018年からJECTECの理事として、会員の皆様と共に、微力ながらJECTECの活動を支えています。

 JECTECは1991年の設立以来、経済産業省や会員各社のご支援、ご協力をいただきながら、電線・ケーブルに関する技術の専門機関として、試験・認証、技術サービス、研究開発及び情報サービスを4本柱として事業を推進し、昨年30周年の節目を迎えました。この間、2017年度に策定した「JECTEC2030 あるべき姿」の実現に向けて、会員各社や業界に求められるサービスを充実し、継続して提供できる体制の構築を進めています。
 JECTECの事業方針の策定には会員企業とJECTECの意思疎通が重要であり、質の高い業務を実施するためには、会員企業からの出向職員とJECTECのプロパー職員の協力が不可欠です。今後とも会員企業とJECTEC、出向 職員とプロパー職員といった様々な段階で連携を強化し、JECTECが安全安心社会の構築に向けた公平・公正な第三者試験・認証機関として信頼性の高いサービスや情報を社会に向け提供・発信し、その役割を果たすことが重要であると思っています。
 このような背景のもと、私は会長として、以下の活動に重点をおいて事業を推進していきます。
第一に、世界トップレベルの電線・ケーブルの評価技術を構築し、質の高い試験・検査、認証サービスの提供、技術・技術伝承などの技術サポートの充実に取り組んでいきます。
第二に、グローバル化を推進するための国家規格 や 国際規格の策定への協力など、国内外の標準化活動に 主体的に取り組んでいきます。
第三に、上記の活動の推進に不可欠な人財の確保・育成と事業基盤の安定化に取り組んでいきます。
 時代の変化を先取りし、求められるものを的確に把握し、これまで以上に会員各社のご期待に沿い、お役に立てるように私もJECTEC役職員と共に最善の努力をしてまいりますので、今後ともご支援・ご指導を賜りますようにお願い申し上げ、会長就任の挨拶とさせていただきます。
2022年 6月
事業活動
事業活動方針
 『JECTEC2030あるべき姿』を踏まえ、デジタル化、脱炭素化、グローバル化、社会インフラのレジリエンス強化の要請といった状況変化に対応しながら、安全安心・環境にやさしい社会の構築とそれらを支える技術の発展を目指し、電線・ケーブルの評価で得られた技術・ノウハウの蓄積を活かして、試験、認証、調査研究、研修事業等を推進していく。
(1) 受託試験事業の安定かつ持続的な成長を目指す。
(2) 試験認証事業の着実な実施と拡充を図るとともに、内外試験機関との協力関係を築く。
(3) 安全安心・環境にやさしい技術に係る調査研究を行う。
(4) 電線産業に係る技術・技能の伝承など、技術サポート機能の充実を図る。
(5)

国際標準化に係る動向把握を継続し、積極的な貢献を行う。

(6) 事業継続のための体質強化を図る。
2023年度重点取組事項
(1) 収益基盤安定化に向けた新規分野の開拓と新規試験・認証事業の導入に取り組む。
(2) 試験品質の更なる向上を図り、厳正かつ正確な試験・認証サービスを提供する。
(3) 環境にやさしい社会の構築に繋がる調査研究を探索する。
(4) ニーズに応える研修・セミナーの企画と継続的運営に取り組む。
(5) 国際標準化に継続的に貢献できるエキスパートを育成する。
(6) ERPシステムを活用し、効率的管理を推進する。
(7) 人材育成および組織のあるべき姿の実現に取り組む。
JECTEC情報セキュリティポリシー
一般社団法人電線総合技術センターは、業務上取り扱う各種情報が漏洩もしくは不適切に使用された場合、会員又は
顧客に大きな損失を与えうることを認識し、情報セキュリティマネジメントシステムの構築を経営上の重要課題として位置付け、本基本方針を制定します。そして、本基本方針を全役職員に理解、遵守させることで、情報セキュリティの維持向上を図って
いくことを宣言します。

(1) 情報資産の定義
当センターの事業活動において入手した情報、当センターが業務上保有するすべての情報を対象とし保護します。

(2) 情報セキュリティに関する法令・規範等の遵守
情報セキュリティに関係する法令、国が定める指針、その他の社会的規範などに精通するとともに、これを遵守します。

(3) 情報セキュリティマネジメントシステムの構築
情報セキュリティに関する統括組織として「情報セキュリティ委員会」を設置し、委員会活動などを通じて、情報セキュリティ対策のためのマネジメントシステムを確立・推進・維持し、その有効性を継続的に改善します。

(4) 情報セキュリティに関する教育・訓練の実施
当センターの事業活動において、情報資産を適切に取り扱うことの重要性と社会的責務を理解し、情報セキュリティに対する意識の向上と必要な力量を身に付け維持するため、継続的な教育を実施します。
JECTECプライバシーポリシー
(1) 個人情報保護宣言
個人情報取扱事業者たる一般社団法人電線総合技術センター【JECTEC】(以下「当センター」と記述します)は、お客さまの氏名、住所、電話番号、その他の個人情報の適正な保護を重大な責務と認識し、このプライバシーポリシーを宣言します。

(2) 関係法令等の遵守
当センターは個人情報の保護に関する法律、関係省庁のガイドラインその他の関係法令等を遵守し、個人情報を適切に取り扱います。

(3) 利用目的等
お申込み、お問合せにていただいたメールの内容及びメールアドレス(以下まとめて「取得情報」と記述します)は、以下の目的以外には使用しません。
・請負契約遂行のための諸連絡、お問合せ・ご意見などへの回答
・カタログや試験品などの発送に関わる事
・当センターの事業(研究・研修・セミナー等)のお知らせ

(4) 第三者への提供
当センターは個人情報について、法律が定める場合および予めご本人による同意がある場合を除き第三者に提供しません。

(5) 開示等
当センターの保有個人データについて、ご本人から次項に定める方法に則って開示、訂正、削除、利用停止等のお申し出があった場合、当センターは法令に従って合理的な期間及び範囲でお申し出に対応します。

(6) 開示等の受付方法・窓口
当センターの保有個人データに関する上記(5)のお申し出その他の個人情報に関するお問い合わせ等は、以下のいずれかの方法にて受付けます。
なお、この方法によらないお申し出には応じられないことがあります。また、当センターへの郵送料等の実費はご負担いただきます。
①当センターのホームページ「お問合せ」タグをクリックし、07. その他 から「お問合せ・お申込み」様式に必要事項を記入し、送信ボタンにより送信して下さい。
②下記メールアドレス宛に「会社名」「氏名」「電話番号」「お申し出内容」をご記入の上、送信してください。
送信先メールアドレス:j_info0717@jectec.or.jp
折り返し当センターからご本人確認のための手続詳細をご案内いたしますので、それに従ってお手続きをお願いします。

JECTECハラスメントポリシー
 ハラスメントは、職員個人の人格や尊厳を不当に傷つける行為であるとともに、個人の能力の有効な発揮を妨げ、会社にとっても秩序の維持や業務の遂行を阻害し、職場環境を悪化させる重大な問題です。
 JECTECは、すべての職員が他の職員を業務遂行上の対等なパートナーとして認め、明るく快適な職場づくりを推進するために、以下の取組を行うことを宣言します。  
   
(1) ハラスメント方針の明確化 および その周知・啓発
(2) 相談・苦情に適切に対処するための窓口の設置
(3) 職場におけるハラスメントへの迅速かつ適切な対応
(4) 相談者・事実関係の確認に協力した職員のプライバシー保護および 不利益取扱いの禁止
  2021年10月1日
JECTEC 2030あるべき姿
 JECTECは、2016年に設立25周年を迎えることができました。設立後四半世紀が経過し、時代、社会、業界からの要請、期待が変化している中で、自分たちの生い立ち(我々はどこから来たのか?)、現在の姿(我々は何者か?)を改めて認識し、これから進むべき道(我々はどこへ行くのか?)をどこに定めるかについて、職員全員で討議を重ね、このたび2030年を見据えた「JECTEC 2030あるべき姿」を次のとおりまとめました。

2030年JECTECは、電線・ケーブル評価技術を柱とする製品安全評価の
先進技術集団になり、安全安心社会の構築、環境に優しい技術の発展など、
社会の多様な要求に応えていきます。

【達成イメージ】
(1) そこでは、最先端評価技術の研究・開発が行われている。
(2) そこでは、最先端製品の評価が行われている。
(3) そこでは、プロフェッショナルが集い、製品安全を保証するための標準化が行われている。
(4) そこでは、世界の技術者、若手研究者からの求めに応じて技術支援、技術伝承が 行われている。
(5) そこでは、製品安全、評価技術の情報が集められ、社会に発信されている。
(6) そこでは、評価技術と組織力を進化させ、幅広い分野への展開が行われている。
健康経営宣言
 JECTECは、電線・ケーブル評価技術を柱とする製品安全評価の先進技術集団であり続け、安全安心社会の構築また環境に優しい技術の発展等 、 社会の多様な要求に応え続けていくために、ここに、 「 安全と健康はすべてに優先する 」 という基本原則のもと、安全衛生活動とともに職員の健康に注力した活動を推進することを宣言します。

 これにより、安全で快適な職場で職員一人ひとりが心身ともに健康で個性や能力を最大限に発揮し、 JECTECで働くことを生き甲斐に思い、 毎日笑顔で活き活きと実力を発揮し、 自分の成長を実感できる職場の実現を目指します。

2019年8月22日
  ※健康経営はNPO法人健康経営研究会の登録商標です。

主な取組活動
JECTEC職員の心身の健康の保持・増進のため、以下の項目を中心に取組みを実施します。
・働き⽅改⾰によるワークライフバランス ・ 仕事と家庭の両立の実現
長時間労働対策
ノー残業デーの徹底
・定期健康診断の 100 %受診
・メンタルヘルス 対策
ストレスチェック実施による自己のストレス度の把握
産業保健スタッフによる面談の実施
「健康経営優良法人2023(中小規模法人部門)」に認定
当センターは2023年3月に経済産業省ならびに日本健康会議より「健康経営優良法人2023(中小規模法人部門)」に認定されました。2020年から引き続きの認定となり、更なる健康経営の実践に取組みます。
「浜松市ワーク・ライフ・バランス等推進事業所」に認証
2022年11月に浜松市より、従業員の仕事と生活の両立支援や働き方改革の推進に取組む事業所として 「浜松市ワーク・ライフ・バランス等推進事業所」に認証されました。
https://www.shigoto-hamamatsu.com/work/wlb/voice03/