HOME > 配線器具試験
配線器具とは、家やオフィス、工場あるいは屋外の工事現場などで、照明やその他の負荷機器へ電気を安全に供給するための配線工事などに不可欠な電気器具を総称です。JECTECでは、配線器具の安全性を評価するための各種試験装置を取り揃え、様々な試験に対応しています。
No. | 試験項目 | 試験概要 | 試験条件 | 試験試料 (サイズ・数量など) |
適応規格 |
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1 | ボールプレッシャー試験 | 異常発生熱に耐える能力としての負荷を加えた状態における軟化温度及び軟化における材料の流れを評価する。 | 負荷装置先端直径:5±0.05mm 圧力:20±0.2N |
試料:15×15mm以上、厚さ3±0.5mm の平板 |
IEC 60695-10-2 JIS C 60695-10-2 |
2 | 保証トラッキング指数及び比較トラッキング指数の測定 | 試験片上に突き立てた電極間に電圧を印加した状態で電解液を滴下し続けて、異常の発生の有無を確認するとともに、指数を算出する。 | 電極間距離:4mm 印加電圧:100~600V |
試料:20mm×20mm以上の平らな表面を有する固体絶縁材料 | JIS C 2134 |
3 | グローワイヤ試験 | 赤熱した熱線を最終製品又は非金属材料に押し付け、グローワイヤ着火温度指数(GWIT)及びグローワイヤ燃焼性指数(GWFI)を求めることにより、耐発火性を評価する。 | ワイヤ:ニッケル・クロム線(80/20) ワイヤ温度: 常温~990℃ (1度単位表示) 押しつけ力:1N |
試料:60 × 60 mm以上で厚さは製品サイズによる。 | IEC 60695-2-10~13 JIS C 60695-2-10~13 |
4 | 鉛筆硬度試験(電動) | 水平な塗膜面に次第に硬度を増して鉛筆を押しつけることによって鉛筆硬度を測定する。 | 鉛筆取付け角度:45° | 試料:単一塗膜、多層塗膜の平坦面を有する製品 | JIS K 5600-5-4 |
No. | 試験項目 | 試験概要 | 試験条件 | 試験試料 (サイズ・数量など) |
適応規格 |
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1 | 保持力試験 | 試験用プラグを差し込み、これを引き抜く方向に引張荷重を徐々に加え、試験用プラグが抜けるまでの最大の力を測定する。 | - | 試料:接続器 | 電気用品技術基準解釈 JIS C 8300 JIS C 8306 |
2 | 機械的強度試験 |
端子部、コード引止部及びコード引出部、外かくに対し、トルク、ねじり、曲げ、荷重を加え、異常の有無を調べる。 | 鋼球(鋼球落下試験):35.8g、55g 押圧(押圧強度試験):600N×1分間 |
試料:点滅器、開閉器、接続器 | 電気用品技術基準解釈 JIS C 8300 JIS C 8306 |
3 | 電源電線を収納する 巻取機構の性能試験 |
電源電線を引き出し、収納する操作を繰り返し行い、各部の異状の有無、素線の断線率を調べる。 | 引き出し収納速度 (定常状態):50m/min |
試料:市販コードリール各種 | 電気用品技術基準解釈 JIS C 8300 |
No. | 試験項目 | 試験概要 | 試験条件 | 試験試料 (サイズ・数量など) |
適応規格 |
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1 | 絶縁抵抗試験 | 極性を異にする充電金属部の間、開路状態の同極端子間等、各測定箇所の絶縁抵抗を測定する。 | 測定電圧:500V | 試料:点滅器、開閉器、接続器 | 電気用品技術基準解釈 JIS C 8300 JIS C 8306 |
2 | 耐電圧試験 | 上記No.1の絶縁抵抗試験の直後に、所定の電圧に連続して1分間耐えるかどうかを調べる。 | 試験電圧:500~3,000V | 試料:点滅器、開閉器、接続器 | 電気用品技術基準解釈 JIS C 8300 JIS C 8306 |
3 | 防水試験 | 露出型のもの又は防雨型のものにあっては散水、防浸型のものにあっては清水に浸漬した後、上記No.1の絶縁抵抗試験及び上記No.2の耐電圧試験を行う。 | 散水時間:5分 浸漬時間:24時間 |
試料:屋外用のもの | 電気用品技術基準解釈 JIS C 8300 ※JIS C 8306対応不可 |
4 | 接触抵抗試験 | 接地極の刃と刃受けの接触抵抗を測定する。 | 電流(直流法):1A | 試料:接地極を有する差込接続器であって、刃受けを有するもの |
電気用品技術基準解釈 JIS C 8300 JIS C 8306 |
5 | 残留電荷試験 | 機器に定格電圧を加え、ピーク電圧で機器を電源から切り離した後のプラグの刃の残留電圧を測定する。 | 残留電圧の測定タイミング: 1秒後(可変) |
試料:コンデンサーを有するものであって、差し込み刃により電源に接続するもの | 電気用品技術基準解釈 JIS C 8300 JIS C 9335-1 |
6 | 温度上昇試験 | 定格電流又は個別規格に規定する電流を通じた時の開閉接触部、導電部等、各部の温度上昇を測定する。 | 測定法:熱電温度計法 測定箇所:開閉接触部、各種導電部 | 試料:点滅器、開閉器、接続器(一部除く) | 電気用品技術基準解釈 JIS C 8300 JIS C 8306 |
7 | 開閉試験 | 開閉を所定の回数繰り返し行い、短絡、接点の溶着その他の電気的又は機械的な異状が生じないかを調べる。 | 閉時の電流:定格電流の1~8倍 1分間の開閉回数及び総開閉回数: 各種条件あり |
試料:点滅器、接続器 ※開閉器対応不可 |
電気用品技術基準解釈 JIS C 8300 JIS C 8306 |
8 | 雑音の強さ | 妨害波測定器、擬似電源回路網、吸収クランプ及び高周波電圧測定用プローブを用い、発生する雑音電力及び雑音端子電圧を測定する。 | 測定周波数範囲: 0~300MHz |
試料:雑音の発生原因があるもの | 電気用品技術基準解釈 JIS C 8300 |