摩耗試験(スクレープ)
摩耗試験(スクレープ)
試験の概要
電線に針(ニードル)を垂直に擦り付け、内部の導体が露出するまで繰り返し往復させることで、電線被覆の耐摩耗性能を評価します。試験中は常に導体に通電させているため、導体が露出した瞬間に導体と針が接触し電流が流れることで往復回数を正確に測定することが可能です。
また、チューブ状、シート状のサンプルに対しても試験を実施することが可能です。
また、チューブ状、シート状のサンプルに対しても試験を実施することが可能です。
スクレープ摩耗試験機 No.1
スクレープ摩耗試験機 No.2
試験条件
針の直径 | φ0.25mm、φ0.45mm |
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針の材質 | X9CrNi18-8、SW-80C等 |
針の往復速度 | 55±5サイクル/min |
針の移動距離 | 15.5mm、20mm |
荷重 | 2N~10N |
対応規格
- ISO 6722-1
- ISO 19642-2
- JASO D 618
- JASO D 625