低ハロゲン含有量の測定(イオンクロマトグラフィ)

低ハロゲン含有量の測定（イオンクロマトグラフィ）

試験の概要

イオンクロマトグラフィを用いてケーブル被覆材料の燃焼時に発生するガスに含まれるハロゲン（フッ素・塩素・臭素・ヨウ素）含有量を測定します。
2018年にケーブル被覆材料の燃焼時発生ガス試験であるIEC 60754シリーズの一つとして新たに追加され、中圧以上のケーブル製品規格（IEC IEC 62067, IEC 60840, IEC 60502-2）においてハロゲンフリーシース材料（ST12）の評価方法にこの試験が追加されています。
試験は、細断した約1gの試料を950±15℃に加熱した電気炉に挿入し、燃焼により発生したガスを蒸留水に捕集します。その後、この捕集液中のハロゲン濃度をイオンクロマトグラフィによって測定することで、試料1g当たりのハロゲン含有量を算出します。