＜材料/燃焼試験＞Sさん

「時間より確実性」をモットーに、
多様な分析試験に挑む

Sさん入職8年目（新卒入職）
浜松市出身｜浜松工業高校・システム化学科卒
➤所属｜試験・研究部

― 休日の過ごし方は？
登山、キャンプ、釣りなど、アウトドア派です。普段は分析室に籠りっぱなしなので、休みの日くらいはパーッと開放的に自然と戯れたいんですよね。

「高卒だと難しいのかな…」とあきらめかけていた

高校で化学を学んでいたので、「実験や分析の仕事に就きたい」と思っていました。ただ、いろいろ調べてみても薬品工場での現場作業の求人が多く、希望に近いところが見つからないんですよね。「高卒だと難しいのかな…」とあきらめかけていたのですが、そんな時にたまたま見つけたのがJECTECでした。業務内容の説明や施設見学を通して「すごく面白そうな仕事だし、自分の理想に合っているな」と感じましたね。現在担当しているのは、材料の燃焼試験です。主に、ケーブルや電線などに使われている樹脂材料の試験ですね。お客様から提供されたサンプルを実際に燃焼させて、発生する有害ガスなどの検査・分析を行なっています。他にはないような特殊な装置や薬品を使うので、事故のないよう安全性に気を配りながら日々取り組んでいます。

多岐に渡る経験を活かし、イレギュラーな依頼にも対応

入職して驚いたのは、裁量権の大きさです。自分が担当する試験に関しては、お客様とのやり取りから見積書、報告書の作成、設備のメンテナンスまで、すべてを一人で行ないます。もちろん大変ではあるのですが、つねに1から10までのことを考えながら、自分のペースで進めることができますし、お客様と直接関わるので、求められている試験に対して柔軟に対応することができます。やり方が決まっている規格に沿った試験が多いのですが、たまに「こういった独自のやり方はできないか？」「他の試験場では断れたんだけど…」といったイレギュラーな依頼もあります。そういう時に、日頃から培ってきた「何でも自分でやる」が活かされるんですよ。これまでの経験から何とか実現できる方法を提案し、お客様に喜んでもらえた時はすごくうれしいですね。「JECTECさんなら何とかしてくれると思った」と評価していただけますから。

より良い職場環境のために「声に耳を傾ける」風潮がある

「何でも自分でやる」からもわかる通り、自分のペースに合った働き方ができるのが当機関の特徴です。フレックスタイム制度を導入していて、利用率もかなり高いと思います。あと、所内イベントがちょこちょこ開催されたり、敷地内にバスケやテニスのコートがあるのも福利厚生のひとつですね。コートに関しては、あまり利用している人を見かけませんが（笑）。これらも踏まえて、総合的に感じるのは「職員の声に耳を傾けてくれる」という風潮です。例えば、当機関で借り上げているアパート。もともと出向者さん向けに用意されていたそうですが、使われていない部屋が結構あったんですよね。それで「職員でも借りられるようにしてくれませんか？」と提案したら、すぐにルールを変更してくれました。ということで、私の現在の住まいもそのアパートです（笑）。家賃補助があるので格安で借りられますし、結構キレイなので気に入っています。

MESSAGE

「誠実さ」を前面に発揮し、一緒に信頼性の高い試験を

JECTECの職員として一番大切なのは「誠実さ」です。正直、試験データを改ざんしたり捏造するのは、やろうと思えば簡単にできてしまいます。でも、第三者機関としてそれをやってしまっては話になりませんよね。規格に則った試験をする、忖度のない結果を出す、嘘のないデータを報告するというのは、何よりも遵守しなければなりません。私自身の仕事に対するモットーも「時間より確実性」です。多少時間がかかっても手を抜くことなく、慎重の上に慎重を期するくらいの気持ちで、確実かつ信頼性の高い試験を行うことを意識しています。どんなに知識やスキルがあっても「平気で嘘をつく人」はNGです。ここだけは外せませんね。これから当機関への入職を希望する方にも、ぜひ「誠実さ」を前面に発揮していただき、一緒に信頼性の高い試験をしていけたらと思っています。

試験員としての一日

JECTECでは、フレックスタイム制を活用して勤務することができ、プライベートな時間も充実させることができます。