<電気試験>Tさん
電気試験を一手に担う、若手のホープ
Tさん 入職8年目(新卒入職)
浜松市出身|浜松城北工業高・電子科卒
➤所属|試験・研究部
浜松市出身|浜松城北工業高・電子科卒
➤所属|試験・研究部
― 休日の過ごし方は? インドア派です。部屋でゴロゴロしたり、ゲームをしたり、動画を視聴したり…。何か面白みがなくてすいません(苦笑)。 |
業務内容はもちろん、「転勤がない」ことも大きな決め手に
入職を決めた理由は2つあります。ひとつは、これまで学んできたことが活かせると思ったから。高校で電子について学んできたので「JECTECの仕事なら多少は関係してくるのかな?」と考えたんですよね。ふたつめは、地元・浜松にある機関だということ。実家から通いやすいというのもありましたし、何より「転勤がない」ことが大きな決め手となりました。ちなみに入職して初めて携わったのは、ケーブルの構造を調べる試験。ナイフでケーブルを輪切りにして、断面の寸法測定などを行いました。正直、もっと難しいことをすると思っていたので、拍子抜けしたのを覚えていますね(笑)。でも、こういった素朴な作業の積み重ねが、“試験の本質”だったりするんですよ。
国内外から依頼を受ける、バラエティに富んだ電気試験
担当する主な仕事は、電気系統の試験です。例えば、電線やケーブルには絶縁体(電気を外部に漏らさないための物質)が組み込まれているのですが、実際に電気を加えた時に「絶縁体が正常に機能するか?」とか「仕様以上の電気を加えた時にどうなるか?」などを調べ、その評価を行なっていきます。毎月、国内外のさまざまなメーカーなどから試験依頼がありますね。JIS(日本産業規格)をはじめとする規格に沿った試験を基本的に行っていますが、中にはやり方を1から考えなければいけない試験があり、これが本当にバラエティに富んでいます。一本のケーブルを試験するにしても、太さや長さ、特性などが異なりますからね。依頼される度に「今回はどういう試験をするのがベストなんだろう?」と頭を悩ませます。「端末で発生する意図していない放電をどう抑えるか?」「治具が必要だからオリジナルで作ってみよう」「ケーブルを水に沈めて電気を加えてみるのはどうかな?」…などなど、試行錯誤しながら最適な試験方法を探っていくイメージですね。電気の試験って、実は準備に時間がかかることが多くて、何時間もかけて下準備をした後、実際に電気を加える試験は一瞬で終了…ということも少なくないんですよ。
電気分野のスキルアップを加速させ、より良い試験につなげる
働く環境はかなり恵まれていると感じています。休暇の取りやすさもそうですし、フレックスタイム制なので、仕事の進め方を自分でコントロールできるところが良いですね。特に電気試験の場合は特殊な専門知識が必要なため、少人数で対応していますので、スケジュールを比較的自由に組むことができます。とは言え、まだ8年目の若手ですので「電気の分野をもっとスキルアップしたいな」とはつねづね考えていますね。残念ながら、学生時代に習ってきたことは初歩中の初歩。電気試験に携われば携わるほど、自分がいかに無知であることを痛感します。ですので、今後はプライベートの時間でも電気に関する勉強をしていき、より良い試験、より公正・公平な試験を実現できるよう努力していきたいですね。もうひとつ、職場環境の特徴といえるのが出向者さんの存在です。当機関にはメーカーから出向されている方も数多く在籍していますので、そういった方々とつねに意見交換や技術交流ができることもJECTECならではの環境だと思います。
MESSAGE
来れ! 地元・工業高校卒の
若手たち!
電気回路の基本的な知識がある方、そして、感電のリスクなどを抑えるために「石橋を叩いて渡る」くらい慎重に仕事と向き合える方を募集しています。加えて、メールや対話など、直接お客様と接する機会が多いので、ある程度のコミュニケーション能力も必要です。誰でも最初は「どんなことをするのかな?」「できるようになるのかな?」と心配になるかと思いますが、具体的な仕事のやり方については私がしっかりとレクチャーしますのでご安心ください! 少しずつで構いませんので、試験というものの実態に触れていただき、JECTECで活躍する姿を明確化してみてください。特に、私の出身校である浜松城北高校をはじめ、近隣の工業高校卒のみなさん!あなたたちが活躍できるフィールドは意外と近くにあることをお忘れなく!