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通信用電線

架空送電線 地中電力ケーブル 絶縁電線・ケーブル
地中電力ケーブルの技術動向

・トリプレックス形ケーブル
単心ケーブル3条を撚り合わせたもの

【 利 点 】
1.端末処理が容易   2.電流容量が大きい   3.伸びだしが小さい
4.重量が軽い(約10%)   5.短絡特性 良

・地中電力ケーブル
架橋ポリエチレン電力ケーブル EPゴム電力ケーブル
1.電気的特性にすぐれている
(BDV:絶縁破壊電圧、P:体積抵抗率が高く、tan :誘電正接、E:誘電率が非常に小さい)

2.電流容量が大きい
(連続最高許容温度90℃と高いので、大きい送電容量が
得られる-PEは75℃)

3.対薬品性、耐水性が良好

4.軽量で、取り扱い易く、布設が容易

5.高低差の大きい場所での布設に適している
(紙ケーブルに比べ維持管理が容易)
1.BDVは架橋ポリエチレンとほぼ同じ

2.耐コロナ性が良好

3.耐トラッキング性(絶縁体表面の炭化路形成、侵食による沿面破壊に対する抵抗性)が良好

4.耐熱性が良好(連続最高許容温度90℃)

5.屈曲特性が良く、繰り返し曲げに強い

6.インパルス繰り返し課電による劣化が小さい

600V~500KVまで広範囲に使用されている 移動用ケーブル、レントゲンケーブル、電子顕微鏡ケーブル、
高圧引き下げ線等
・OFケーブルとパイプ形ケーブルの特徴


OFケーブル パイプ形ケーブル
1.電離現象が起こらず絶縁体が劣化しない(内部に油通路を設けて低粘度油を充填し、外部の油圧調整タンクより常に大気圧以上の油圧を加えて温度変化によるボイドの発生を抑制し、ケーブルの劣化を防ぐ構造になっている)

2.ソリッド形ケーブル(油を充填しない紙ケーブル)に比べ導体温度を高くとることができ、電流容量を大きくとれる。

3.絶縁体の電位傾度を高くとることができるので、絶縁厚が薄くてすむ。
OF:500KV/25mm=20KV/mm
CV:500KV/32mm=15.6KV/mm

4.油圧、油量監視により金属被覆の欠陥を早期に検出できる。

1.長尺ケーブルの引き入れが容易。

2.鋼管に収納されるため、外傷や地盤沈下などに対し、機械的信頼性が高い。

3.圧力形であるので、OF並の絶縁性能が得られる。

4.圧力監視により系統の事故を早期に把握できる。

5.POFでは油を循環して効果的なケーブルの冷却が可能であり、電流容量を大きくとれる。

6.鋼管の電磁遮蔽効果が大きく、隣接する通信線への誘導障害が抑制される。