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電線の基礎知識

鉄道通信用の電線


各駅間の連絡、列車座席の予約、構内放送、列車無線、新幹線の公衆電話、ATS、CTC等各種の鉄道通信にケーブルが使用されている。鉄道通信用のケーブルは線路に並行して布設されることが多く、各種の信号が混在し、また電化区間においては高圧からの誘導、布設環境も多岐にわたっているので、各種の保護構造がとられている。

通信ケ-ブル(一般用)

着色ポリエチレン絶縁された星形(カッド)構造の通信ケーブルである。搬送カッドを含んだ複合のものもある。鉄道通信用に一般に用いられるケーブルで、非電化区間および直流電化区間に用いられるアルペス形又はラミネートシース構造のケーブル、交流電化区間に用いる電磁しゃへいを施したアルミシースケーブル、防湿、銃弾、防鼠対策としてスチールコルゲート保護層を施したケーブル等がある。

アルミシース信号ケーブル

ポリエチレンで絶縁された星形(カッド)構造の信号ケーブルである。交流電化区間に使用されるためアルミシースと鋼帯による電磁しゃへいが施されている。

漏洩同軸ケーブル(LCX)

漏洩同軸ケーブル(Leaky Coaxia1 Cable)は外部導体にジグザクに電波放射用の窓(スロット)を設けたもので、これによってアンテナ機能と給電線機能を兼ね備えたものである。新幹線では線路に並行して布設されているLCXによって列車内から全国ダイヤル通話が可能になった。また対列車通信以外にも自動車電話の不感地対策、地下街における連絡電話用等に使われている。周波数帯は約150MHzから800MHz程度まで可能になっている。

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