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電線の基礎知識

1000kV架空送電線



1000kV架空送電線の必要性

(1)電源立地の遠隔地化、環境上の制約

少ないルートで効率良く大電力を送る必要がある。
  • 500KV、1ルート当たり送電能力:300万~400万KW
  • 東京電力の電力需要:最大4000万KW
電力需要の伸びを年率2.5%とすると、100万KW/年の増設が必要

(2)送電容量・送電ロス

送電容量:電圧の二乗に比例 1000KVにすると500KVの4倍の送電容量がとれる
送電ロス:電圧の二乗に反比例 1000KVでは1/4になる。

UHV1000kV送電線の規模

新潟群馬幹線:亘長110.7km(5/10完成)
群馬栃木幹線:109km(建設中)
群馬山梨幹線:亘長137.6km(4/4完成)
栃木福島幹線:130km(7年着工)

ルートの中の 最高標高…1950m、最大径間長…1056m、最高鉄塔高さ…140m

1000KVと500KV送電線の設備規模比較表(標準)

項目 1000kv送電線 500kv送電線
鉄塔高さ 110m 80m
鉄塔重量 350t 150t
線巾 34m 21m
根開き 19m 13m
碍子 42t懸垂碍子 38/連 33t懸垂碍子 23/連
電線 ACSR 610~810㎟×8導体 ACSR 410~810㎟×4~6導体
コンクリート重量 550㎥/基 300㎥/基
OPGW 500㎟ 2条(500kv区間 63kmは290㎟)